【こどもインタビュアー取材】こどもの頃に思い描いた夢が形になった老人ホームを、さらに世界から注目される存在に/社会福祉法人 隆生福祉会

今回は、社会福祉法人 隆生福祉会が運営する特別養護老人ホームゆめパラティースにこども達が伺い、理事長 藤本加代子さん、施設長 藤本章代さん、ゆめパラティースにご入居されている方々にお話を伺いました。

ご利用者様も働く人も楽しく幸せでいることを大切に

隆生福祉会はどんなことをしている会社ですか? また、ゆめパラティースはどんな施設ですか?

社会福祉法人 隆生福祉会は、介護と保育の事業を行っています。特別養護老人ホーム、グループホーム、デイサービス、ヘルパーステーション、ケアプランセンター、訪問看護ステーション、地域包括支援センター、認可保育園などを運営しています。

こちらのゆめパラティースは、老人ホーム、デイサービス、ケアプランセンターが併設されています。

加代子理事長のお仕事内容を教えてください。

すべての施設のご利用者様、園児さんが楽しく幸せに過ごしてくださるようにしたり、良くないところはないかチェックしたりしています。また、働いている職員も楽しく幸せに仕事ができるよう、いろいろな工夫をしています。

章代施設長のお仕事内容を教えてください。

この施設のご利用者様が楽しく幸せ暮らしていただけるように毎日気を配ることと、ここで働いているたくさんの職員さんが気持ちよく、楽しく仕事ができるように、心配り、気配りをしています。

海外からも認められる老人ホーム

仕事をして楽しいなぁと感じるときはどんなときですか?

いろんなプロジェクトがうまくいったとき、頑張ってよかった、楽しいなと思います。

この施設で、結婚式をしたこともあるんですよ。入居されていたおじいちゃま、おばあちゃまが、「若い頃結婚式を挙げられなかったのが残念だった」とお話しされていたので、スタッフや施設のみんな、そして、専門学校生の力も借りて、おばあちゃまのドレスを準備して、ここで結婚式をしたことがあります。「生きてて良かった」と、とても喜んでくださいました。
入居様に喜んでいただけたとき、とても嬉しく思います。

仕事をしていて大変だなぁと思うことはありますか? また、失敗したな、と思ったことはありますか?

コロナのときは、大変でした。ご利用者様、園児の皆さんの命を守るため必死でした。でも「ありがとう」と感謝されると、大変だったという気持ちも吹っ飛びます。

仕事で失敗したなぁと思うこともありますが、いやなことはすぐ忘れるようにしています。

仕事で思い出に残っていることはありますか?

2019年にG20大阪サミットがあって、海外の方々がいらっしゃったんですね。そのとき、ドイツの保健省の偉い人(ザビーネ政務次官)が、パラティースに視察に来てくださったんです。ロボットとか、介護の様子を見て、「日本にこんな素晴らしい老人ホームがあったのですね。ドイツにもほしいです」とおっしゃったのが、とても印象に残っています。海外の方にも認められたことが嬉しかったです。

「寝たままでも入れるお風呂のある施設を作りたい」というこどもの頃の夢を実現

こどものころ好きだったこと、夢中になっていたことはなんですか?

(加代子理事長)小学生のころは遊ぶのが大好きで、放課後はいつも、友だちと公園でドッチボールなどをして遊んでいました。そのほか、自分で遊びを考えるのが好きでした。宝探しゲームを友だちとしたりしていました。
お友だちと仲良くした方が、いい結果が出るのは、仕事でも同じだと思っています。

(章代施設長)体を動かすことが大好きで、縄跳びとか、缶蹴りとか、ドッチボールとか、たくさんして遊びました。外で遊ぶのが大好きなこどもでした。

小学生のころの夢を教えてください。

(加代子理事長)子どものころ、大好きなおばあちゃんが寝たきりの病気になったんですね。おばあちゃんはお風呂に入れなかったので、私のお母さんが、おばあちゃんの体をふいてあげていたんです。でも、私は、どうしても、お風呂に入れてあげたかった。そこで、お布団をお風呂場の近くまで持っていって、おばあちゃんをお風呂に入れてあげようと思ったんですね。そうしたら、おばあちゃんが「怖い」って言ったの。そのときから、「寝たままでも入れるお風呂のある施設を作りたい」というのが私の夢でした。

そして今、こうして特別養護老人ホームをつくることで、夢をかなえました。

(章代施設長)お花屋さんになりたいと思っていました。今、こうしてたくさんのお花を施設に飾ったり、ご入居者様にフラワーアレンジメント教室を行ったりしていますので、夢が一部かないました。

今の夢や目標を教えてください。

いつまでも元気に、一生、仕事をして、ここのような素敵な老人ホームをたくさん作りたいと思っています。会社としては、隆生福祉会が、世界のあこがれの会社、あこがれの老人ホームになることを目標にしています。

入居者のみなさまにもインタビュー!

ここでの生活は、どんなところが好きですか?

ここでの生活、全部好きです。自由で楽しく過ごせるところが気に入っています。
私は幸せ者だなぁと感じています。

ここで一番おいしいご飯は何ですか?

ここでいただくご飯は、何でもおいしいです。
私は魚よりお肉が好きなので、お肉が出ると嬉しいです。

社会福祉法人 隆生福祉会
ご利用者様、ご家族様、地域の皆様、職員、法人と笑顔が生まれ繋がっていく、この「五つの笑顔」を法人理念とし、大阪・兵庫を中心に地域に根ざした介護・保育事業を展開。
https://smile-yume.com

インタビューに答えてくださった方

社会福祉法人 隆生福祉会 理事長 藤本加代子様
特別養護老人ホームゆめパラティース 施設長 藤本章代様
特別養護老人ホームゆめパラティースご入居者様

こどもインタビュアーから一言

なっちゃん
老人ホームは知っていたけれど、中に入ったのは初めてだったのでドキドキしました。でも、いろいろな人の話を聞いて、おじいちゃん、おばあちゃんたちの助けになりたいと思いました。この経験を自分が将来働くときに活かしたいです。

まさき&ヒーロー
働く人のたちのために頑張ろうという思いやりの心がとってもかっこよかったです。僕も大きくなったら世のためになる仕事がしたいと思いました。(まさき)
知らないことをいっぱい聞けて楽しかったです。おばあちゃんの笑顔で元気をもらいました。僕も人を笑顔にできる人になりたいです。(ヒーロー)