【こどもインタビュアー取材】誰もが誰かのサンタに。世の中全ての人が楽しく暮らせるような社会を目指して／一般財団法人H2Oサンタ

今回は、阪急うめだ本店で開催された「第17回 H2Oサンタ NPOフェスティバル」の会場にこどもインタビュアーが伺い、一般財団法人H2Oサンタ事務局長の外間さんにお話を伺いました。

地域社会になくてはならない存在“H2O”×幸せを配るサンタクロース

H2Oサンタの事業内容について教えてください。

H2Oサンタは、阪急百貨店・阪神百貨店をはじめとするエイチ・ツー・オー（H2O）リテイリンググループの社会貢献団体です。私たちは、こども支援をテーマに、地域社会にチャリティーの文化を創造する活動をしています。

外間さんのお仕事内容を教えてください。

今日も阪急うめだ本店でイベントを行っていましたが、こうしたイベントを考えたりする責任者をしています。

いろんな楽しいチャリティーイベントを考えたり、こども支援活動を行っている社会貢献団体や、楽しい活動してる人たちを探しています。

外間さんのことをもう少し教えてください。好きな食べ物は何ですか？

すき焼きとか、ハンバーグとか、カレーライスとか、こども達が好きそうなメニューが今でも好きです。こどもに関わる仕事をしているからかな。

「H2Oサンタ」という名前はどのようにできたのですか？

H2Oリテイリンググループっていう会社は、地域社会になくてはならない存在、世の中で、もしなかったら困る存在になりたかったんです。みなさん、なかったら困るなぁというものがいろいろあると思うのですが、私たちはそれを「水」に例えたんです。

中学生くらいになったら習うと思うんだけど、水は化学式で「H₂O」って表すんです。だから、阪急百貨店とか阪神百貨店とか全部合わせて、H2Oリテイリンググループって名前になっています。世の中の人から水のように必要とされる存在でありたいという想いを込めて。

サンタは、もちろん、サンタクロースから。サンタクロースって、みんなに幸せを届けますよね。H2Oサンタには、幸せを届けた人は誰でもサンタクロースになれる、という意味を込めています。誰もが誰かのサンタになって、世の中がもっと住みやすく、素敵になればいいなぁと思って、この名前にしました。

みんなが笑ったり、楽しそうにしてくれているのを見るのが嬉しい

仕事をして楽しいなぁと感じるときはどんなときですか？

今日もこうしてたくさんの人たちにイベントに来ていただいていますが、会場の大人も、こどもも、みんなが笑ったり、楽しそうにしてくれているのを見るのが嬉しいです。
この仕事をしていて良かったって思うし、楽しい！って感じます。

仕事をしていて大変だなぁと思うことはありますか？　また、失敗したな、と思ったことはありますか？

いろいろなイベントを企画しているんですが、イベントのアイディアがあまり浮かばなかったりすると、ずっと考えているので大変かなと思ったりします。

失敗したことはあまりないんですが、しいて言うなら、そんなにお客様が来ないかなと思っていたイベントにものすごくたくさんのお客様が来場されたことがあって。想像以上に行列ができてしまってちょっと困った、ということはありました。

仕事で思い出に残っていることはありますか？

あるおばあちゃんが、イベント来て、「私は80歳を過ぎているけれど、これまでの人生であまり良いことをしたことが無かった。ここで寄付したりできて誰かの役に立っていると思えたのですごく幸せや」と言ってくださったことが、一番思い出に残っています。

外間さんがこどものころ好きだったこと、夢中になっていたことはなんですか？

魚釣りが大好きでした。お家が川のすぐ近くにあったので、夏の間は朝から晩まで、ずっとひとりで釣りをして遊んでいました。そんなこどもでした。

小学生のころの夢を教えてください。

飛行機のパイロットか、大工さんか、パン屋さんになりたいと思っていました。

今の夢や目標を教えてください。

H2Oサンタのことをみんなに知ってもらって、世の中全ての人が楽しく暮らせるような社会になったらいいなと思います。それがぼくの今の夢であり目標です。

こどもの私でも誰かのサンタになれますか？

もちろんなれます。
例えば、今インタビューをして世の中のことを知ろうとしていることが、もうサンタになっています。自分以外のことに目をむけることが第一歩です。大人になったらボランティアに参加したり、働くようになったら寄付することでもサンタになれます。

H2Oサンタが応援する団体にもインタビュー

「第17回 H2Oサンタ NPOフェスティバル」では、H2Oサンタが応援する社会貢献団体がブースを構え、それぞれの活動を紹介。地域に根ざしたこども支援に取り組んでいる「NPO法人西淀川子どもセンター」、入院中のこどもたちをサポートしている「認定NPO法人日本クリニクラウン協会」にもインタビューに答えていただきました。

ひとり親家庭など様々な事情のこどもたちが、地域の中で安心して夜の時間を過ごせるような環境を提供する西淀川子どもセンターからは、「日本のどこにいても、こどもたちが楽しく元気に育つために、いい地域、いい社会を作るのが目標です」と、また、病気と闘うこどもたちに笑顔になってもらうために赤鼻のクラウンを派遣するクリニクラウンからは「私たちの活動をもっとたくさんの人に知ってもらうのが目標です」という話を伺い、チャリティーに関する学びを深めたインタビュアーたちでした。