【こどもインタビュアー取材】すべての人が「新たな時代の主人公」と思える社会を作るために、こどもの夢をサポート/一般社団法人 未来とコラボ(ミラコラキャリア塾)

一般社団法人 未来とコラボ(ミラコラキャリア塾)にこども達が伺い、代表理事の山田将史様にお話を伺いました。今回は、特別にミラコラキャリア塾に通うこどもたちの1年間の成果報告会「ミラコラEXPO」に潜入。ミラコラEXPOを見学させていただいた後にインタビューに答えていただきました。

「未来の生き方・働き方」について探究学習を行うミラコラキャリア塾

一般社団法人 未来とコラボはどんなことをしている会社ですか? 

ミラコラキャリア塾という、「未来の生き方・働き方」について探究学習を行うこども向けのキャリア塾を企画運営しています。また、夢の家お仕事体験フェスティバルというイベントの企画運営も行っています。

“キャリア塾”とは、未来の生き方を学ぶ塾です。現在、100人くらいのこどもが通っています。

今回みなさんに見学していただいたのは、ミラコラキャリア塾に通う小学1年生から中学生のこどもたちの1年間の成果報告会「ミラコラEXPO」です。塾生が、志プレゼンテーションや社会への提案をしてくれました。

ミラコラEXPOを通じて、自分が大切にしたい生き方(志など)を見つけることができたり、これからの人生への希望が持てるようになったり、また、学校など普段の生活でもイキイキしはじまるなどの成長が見られます。

ミラコラEXPOを見て、どのように発表の仕方を学んでいるか気になりました。どうやって教えているのですか?

まずは文章を書くのですが、そのために、たくさん「対話」をします。
「何が一番ワクワクした?」「ミラコラに通ってこの1年間で一番心に残ったことは何?」ということを、先生がこどもたちに聞くのです。そうすると、自分の中の考えが、まとまってきます。

今日の発表で、スライドなども見ていただきましたが、自分たちで作れる子もいれば、低学年の子でスライドが作れなかったり、文章を書くのが難しかったりする子もいます。ミラコラでは、こどもたちが何かを頼んできたときはそれに応じています。「スライドが作れないから手伝ってほしい」と言われたら手伝いますし、「文章が書けない」と言われたら、対話をしてどんなことを伝えたいか、聞きだします。そのようにして、発表の手助けをしています。

山田様のお仕事内容を教えてください。

僕はミラコラの社長をしているので、仕事は、ミラコラの方向性を考えることです。ミラコラのみんなが気持ちよく働けれるようにしたり、ミラコラの教科書を作ったり、こどもたちの悩み相談にのったりしています。

どうしたら社会が良くなるか?を常に考えています。また、スタッフやこどもたちが過ごしやすくなるような工夫をすることも大切です。

その他、会社が発展するためのお金の管理や、保護者の方との面談、志ムービー出演企業の選定と交渉や打合せ、ミラコラキャリア塾名古屋校のファシリテーター、他の拠点のファシリテーターの指導、パートナー企業とのプロジェクト活動の企画運営、ブログ記事作成やSNSの発信、夢の家フェスティバルの企画運営など、様々な仕事を行っています。

山田様はどうしてこの仕事を始めようと思ったのですか?

きっかけは2つあります。
ひとつは、自分がこどものころ、こんな場所があれば良いなぁと思っていたから。
そしてもうひとつのきっかけは、今、高校生の娘が小学1年生のとき、「パパ、私は将来、ファッションデザイナーになりたい。ファッションデザイナーになって世界を平和にしたい」と言ったこと。そのとき、「将来まで待たなくても、今からやろうぜ!」と話したのです。

ミラコラでのこどもたちの成長の一瞬一瞬が、すべて貴重な思い出

仕事をして楽しいなぁと感じるときはどんなときですか?

授業をしている時は常に楽しいです。たぶん、こどもが大好きなんだと思います。

こどもたちが社会へのお役立ちにイキイキする姿を見ることや、こどもたちが成長していく姿を見ること、また、企業とのコラボ活動でこどもたちが活躍する姿を見ることも、とても楽しく、嬉しい気持ちになります。

ミラコラ塾に通っているこどもたちがやりたいことを見つけたとき、みんなとてもキラキラするのです。それを見るのがとても嬉しいです。

仕事をしていて大変だなぁと思うことはありますか? 

正直に言って、「大変だな」と思うことはありません。でも、特に気を配っていることや力を入れていることはあります。

例えば、
 ・授業のプログラムやテキストを毎月考えること
 ・毎月、毎月、常に進化させ続けること
 ・ミラコラの魅力を世の中に伝えること
 ・さまざまなタイプのこどもたち一人ひとりに対応を変えて向き合うこと
 ・表面的な言葉ではなく、心の声をきくこと
 ・常に自分の足らないところを見つけて改善して行くこと
こうしたことは、常に意識して仕事をしています。

仕事をして失敗したな、と思うことはありますか?

失敗ではありませんが、「今日の授業は、難しすぎたかなあ?」とか「ワクワク感が足りなかったかな」とか思うときがあります。そんなときは、それに気づいた瞬間にすぐに軌道修正します。

ほかには、仕事が多すぎて、締め切りギリギリになって雑な仕事をしてしまうことがある気がします。

また、書いたブログの内容が、あまり面白くなかったかも?と思うときがあるので、反省して、次は面白い記事を書こう! と考えたりします。

仕事で思い出に残っていることはありますか?

思い出はたくさんあります。

ミラコラは始まってから9年経っているのですが、ミラコラ1期生(当時小5)の子が、「いじめのない社会を作りたい!」と言って、入塾してくれました。現在、大学1年生なのですが、当時の志を持ったまま頑張ってくれていることはとても心に響いています。

そのほかにも、
キッズの1人が、世界こども平和サミットに選ばれたこと。
将来、夢も希望もなく、親に「私はてきとうに生きていくわ」と言っていた子が、ミラコラに入ってから志に目覚め、自分の人生にイキイキしはじめ、学校でも活発に変わったこと。
企業とコラボして開発した「リアルお魚かるた」が京都水族館で販売され、早くも売り切れたこと。
ミラコラとコラボしたおかげで会社の業績が良くなったと言ってもらえたこと。
ミラコラ初年度に実施した田んぼのプロジェクト。プロジェクトが終わった時にあるキッズが「もっと本気でやりたかった」と悔しそうに話してくれたこと。これは今のミラコラの原点にもなっています。
第1回里山こども保育園が大雨だったこと。大雨でも開催したこと。どんな状況でも環境でもおかげ様に変えていくというミラコラの原点を物語っていると感じます。

このように、ミラコラでのこどもたちの成長の一瞬一瞬が、すべて貴重な思い出です。

こどものころの心のままに生きて、その延長に今がある

こどものころ好きだったこと、夢中になっていたことはなんですか?

小学校から大学までずっとサッカーをしてきました。そこで、チームをまとめるリーダーシップや人をやる気にさせる力が身につきました。また、努力する力、継続する力、あきらめない力が身についたと思います。

ほかには、外で虫取りをして、虫を育てるのが大好きな子でした。弱っているスズメを助けたり、犬やハムスターなど動物と遊んだり。自然を愛し、しゃべらないものの声を聞けるようになりました。

キン肉マンという漫画も大好きでした。みなさん、知っているでしょうか。この漫画を通して、友情の大切さを学んだものです。

小学生のころの夢を教えてください。

小学校のころの夢は学校の先生でした。当時、大好きな先生に「お前、大人になったら先生になれよ」と
期待をかけられたのがきっかけです。

高校に入って、生物(特に微生物、遺伝子)に興味が湧き、微生物の力を生かした仕事がしたいと思うようになりました。大学で微生物の研究をし、食品会社の研究職に就いたのですが、働いている人が楽しそうにしてないのを見てとても残念に思い、もっと仕事を楽しめる人を増やしたいと思うようになりました。

その後、企業向けの採用・教育コンサル会社に転職し、企業研修の講師をするようになりました。それらの経験を活かして、ミラコラを作り、こども向けのキャリア教育の事業を始めました。

夢が変わった?と思いきや、結局、先生みたいな仕事を今しています。こどもの頃に感じたことが、回り道をしたとしても結局繋がっているのかな。

夢が叶ったというよりも、とにかく目の前のことを楽しんだり、目の前の人の悩みに共感したり、おかしいなと思うことに立ち向かっていたら、今の仕事に行き着いた感じです。こどものころの心のままに生きていくって大切なのかもしれないとの気づきました。

今の夢や目標を教えてください。

企業の志をこどもたちが応援し、こどもたちの志を企業が応援する社会を作りたいと思っています。

日本中、世界中の人たちが「自分たちも新たな時代を作っている主人公なんだ」「生まれてきてよかった〜!」と思える社会を作りたいですね。

日本中の学校や塾などに、志(こころざし)を軸にしたキャリア教育の仕組みを無料提供できるようになるのが、会社としての目標です。

ミラコラだけが大きくなるのではなく、いろいろな企業と協力しながら、キャリア教育を全国に広げていきたいと思っています。

100年後のこどもたちが喜ぶ世の中を!

全国のこどもたちに、メッセージをお願いします。

この世の中の人たちは、生まれた瞬間から「新しい世界を作る主人公」なんです。
それは、大きいとか小さいとかではありません。一人ひとりしかできないお役立ちがあって、生まれてきた意味があるんです。でも、そのこと気づいていない人が多い。

あんぱんまんの歌にもありますよね。

何のために生まれて、何をして生きるのか?
答えられないなんて、そんなのは嫌だ。

みんなの心の中にある「大切なもの」を大切にしていけばきっとその答えが見つかると思っています。

みんな!一緒に、社会を作っていこう!
100年後のこどもたちが喜ぶ世の中を作っていこう!
大人になったからじゃなくて、今からやろうぜ!

一般社団法人 未来とコラボ(ミラコラキャリア塾)
「こどもキャリアパーク ミラコラ」の企画・運営、小学生向け「ミラコラ キャリア塾」、企業向けイベントプロデュース、指導者向けファシリテーター育成事業などを展開。ビジョンは、「こどもの願いが実現する社会」。
https://miracolla.jp

インタビューに答えてくださった方

代表理事 山田将史様

こどもインタビュアーから一言

Yui
ミラコラEXPOの発表がとてもすごくて、ミラコラに通っている子たちが元気で楽しそうだった理由が分かりました。大きな団体にインタビューするのが初めてでいい経験になりました。こういった活動がふえていったらいいなと思いました。

みく
最初にこどもたちの発表を見学して、自分の志に向かって一生懸命に頑張っているのがすごいな、かっこいいなと思いました。インタビュー前は緊張したけど、自分から感想を言うことができて楽しかったです。

まさき&ヒーロー
年も変わらないのに自分のやりたいこと、やってみたいことを発表していて凄いと思いました。こどもがみんなやったら良い世界に変わるんじゃないかなと感じました。(まさき)
同じ年なのに発表していてかっこよかった。学校でやってほしいと思いました。(ヒーロー)