【こどもインタビュアー取材】お菓子を囲んで幸せな時間を。#クラッ活で新しい食シーンを創造する/ヤマザキビスケット株式会社

「チップスター」、「ピコラ」、「エアリアル」などのお菓子を製造販売するヤマザキビスケット株式会社にこども達が伺い、取締役 マーケティング部部長の飯島宏一郎さんにお話を伺いました。

みんなに「美味しい」と思ってもらえるお菓子を作るために日々研究

ヤマザキビスケット株式会社はどんなことをしている会社ですか? 

ヤマザキビスケットは、1970年に創業したお菓子メーカーです。お菓子を製造販売しています。「チップスター」「ピコラ」「エアリアル」「ルヴァン」など、みなさんも食べたことがあるでしょうか。このような、ロングセラー製品を生産しています。

ヤマザキビスケットでは、サイズ違いを含めると100種類以上のお菓子を作っており、チップスターやピコラは大変人気です。

お菓子はなぜあるのですか?

お菓子って、ご飯のように、絶対に食べなきゃいけないものではないですよね。食べなくても大丈夫。でも、あったら嬉しいよね。お菓子はそういうものなんです。なくても良いけれど、あった方が嬉しいもの。あるとちょっと幸せになれるもの。お菓子もそのひとつだと思います。

どのようにして新しいお菓子を考えているのですか?

どんなお菓子があったら嬉しいかな、どんなお菓子だったら食べたいかな、ということを考えています。僕たちは、お店で売るためにたくさん作らないといけないので、機械で作れるかどうかもチェックします。

世の中で、どんな味が人気なのかどんな食べ物が流行っているのか、など、たくさんの人に話を聞くことも大切です。食のトレンドを意識して、それをお菓子にするとどうなるかを考えているのです。より多くの人に美味しいと思ってもらえる味を作るように、研究しています。

この味とこの味を組み合わせると、どんな新しい味になるかなと考えることはとても楽しいです。

お菓子は常に開発していますが、現在、開発中のお菓子は、2024年10月頃に発売予定です。ひとつの製品を作るまでには、10ヶ月近くかかるんですね。どんな新しいお菓子が登場するのか、楽しみにしていてください。

お菓子の箱にはいろんな形がありますが、どうやって形を考えるのですか?

中にどんなお菓子を入れるかで、パッケージの形を考えます。例えば、エアリアルのような割れやすいお菓子であれば、袋を膨らませることで、クッションにような役割をして、お店で重ねても割れにくくなります。チップスターのように丸いお菓子は筒状の箱に入れています。この形は、横からの衝撃にも強く、中身が割れにくいのが特徴です。

また、春は桜の絵柄の付いたパッケージが登場するなど、期間限定のものを用意して、みなさんに楽しんでもらっています。

「このお菓子、美味しいね」の言葉が励みに

飯島様のお仕事内容を教えてください。

新しいお菓子を考えたり、そのお菓子をみんなに知ってもらうためにテレビのCMを作ったりYouTubeで流すCMを考えたりする仕事です。みんなに食べてもらうお菓子を考えて、それをみんなに知ってもらう方法を考える仕事をしています。

仕事をして楽しいなぁと感じるときはどんなときですか?

僕の仕事は、新しいお菓子を考えることですが、それが箱に入って、お店に並んで、みんなが買ってくれて、さらに、「美味しいね」とか「あのお菓子、いいね!」と言ってくれたときは一番楽しいと感じます。

仕事をしていて大変だなぁと思うことや、気を付けていることはありますか? 

アレルギーって分かるかな? 食べると体がかゆくなったり、息が苦しくなったりすることがあるんですね。僕たちが作っているお菓子は、いろんな人が食べますよね。だから、お菓子を食べてアレルギー反応が起きないように、作る側として気を付けないといけません。どんな材料を使うかとか、どういう風に作るかをしっかりと研究して、みんなに安心して食べてもらえるようにするのが、一番気を付けている点です。

お菓子のパッケージにはその製品に含まれているアレルギー物質が書いてあります。まずはみなさん、自分が何に対してアレルギーがあるかは調べてもらう必要があるのですが、パッケージを見ると、そのお菓子を食べても大丈夫かどうかが分かるので、ぜひ、買うときにチェックしてください。

仕事で思い出に残っていることはありますか?

「ルヴァンシリーズ」では、ルヴァン全粒粉クラッカー、ルヴァンプライム、ルヴァンクラシカルのクラッカー3ブランドを展開しています。そこで、ヤマザキビスケットのクラッカーを、どうしたらたくさんの人に食べてもらえるかなと、いろいろと考えたんです。そして、「クラッカーのある生活をしようね」の想いを込めて、僕が「#クラッ活」という言葉を考えました。この、自分で考えた言葉が、トレンドワードになったときはとても嬉しくて思い出に残っています。

たくさんの人にクラッカーのある生活「#クラッ活」を楽しんでほしい

こどものころ好きだったこと、夢中になっていたことはなんですか?

僕は、図工の授業が大好きでした。絵を描いたり、ものを作ったりすることが大好きなこどもでした。段ボールで家を作ったり、お菓子の空き箱などを利用して作品を作ったりすることに夢中になっていました

小学生のころの夢を教えてください。

図工が好きだったので、ものを作る仕事をしたいと思っていました。最初は、大工さんとか、家を建てたりする仕事をしたいなと考えていました。そこから、誰かに喜ばれる仕事がしたい、と思うようになり、“あるとちょっと幸せになれる”お菓子を作る仕事がしたいと感じるようになりました。

今の夢や会社の目標を教えてください。

クラッカーをもっとたくさんの人に食べてもらいたいと思っています。これはお菓子ですが、ご飯にしても良いのです。例えば、カレーと一緒に食べるとか。クラッカーが、ご飯やパンと並ぶくらいの存在になったら嬉しいなと思います。それが夢です。

クラッカーのパッケージではおすすめの楽しみ方を紹介していますが、食べ方に決まりはありません。みなさんもぜひ、いろんな食べ方を考えてみてください。

会社としての目標は、海外でも、僕たちが作るお菓子を食べてくれる人を増やすこと。日本だけではなく、世界中の方に、ヤマザキビスケットのお菓子を届けるよう、頑張っています。

お菓子を囲んでたくさん会話をして、幸せな時間を過ごしてほしい

全国のこどもたちに、メッセージをお願いします。

お菓子を、自分で食べて「美味しい」と思ってもらうのはもちろんですよね。さらに、美味しかったら人にも分けてあげて、その人も「ありがとう」と嬉しくなって、あげた人も嬉しくなる、というのが、お菓子の魅力だと思います。

みなさんも、お菓子を食べて、周りの人とも分け合って、美味しいねってたくさん話してください。お菓子を囲んで幸せな時間を過ごしてほしいと思っています。

ヤマザキビスケット株式会社
1970年創業。お菓子を製造販売するお菓子メーカー。「チップスター」、「ピコラ」、「エアリアル」などのロングセラー製品を生産している。2016年の9月に商号を「ヤマザキビスケット株式会社」に変更。
https://www.yamazaki-biscuits.co.jp/

インタビューに答えてくださった方

取締役 マーケティング部部長 飯島宏一郎様

こどもインタビュアーから一言

おうま
最初は緊張したけれど、飯島さんの話を聞いたら、聞きたいことがいっぱい出てきたので、たくさん質問できました。初めて食べたエアリアルがとってもおいしかったです。

レオ
たくさんのお菓子があって、いろんな話が聞けたのでとても楽しかったです。今作っている新しいお菓子が、秋に発売されると聞いたので、どんなお菓子か楽しみです。

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