五感で味わう命のつながり ~みらいのたからばこネイチャー 開催レポート~

雨だった当初の開催日の延期を経て、無事太陽が顔を出してくれた5月31日。私たち「みらいのたからばこ」が主催する「みらいのたからばこネイチャー 玉ねぎの収穫や自然観察から “命のつながり” を学ぶ親子体験」を、無事に開催することができました。
ご参加くださった皆様の笑顔が、何よりの宝物となった一日となりました!

延期にもかかわらず楽しみにお待ちいただき、ご参加くださった親子の皆様、本当にありがとうございました。

開催したイベント詳細はこちら。

当日は、こどもたちが持つ「五感」を思いっきり使い、命のつながりを感じることをテーマに、たくさんの体験をしていただきました。
タナットネイチャーLaboの広い畑を探検し、土の匂いをかぎ、風の音に耳をすませます。無農薬だからこそ、その場で味わえる特別な体験も。ブロッコリーの花の甘さ、少し育ったレタスのほろ苦さ、道中で見つけた野イチゴの甘酸っぱさなど、味覚でも自然を存分に楽しみました。

特に、そらまめのさやを剥いたこどもたちが、中のふわふわな綿に触れ、「絵本で見たそらまめくんのベッドは、本当にふわふわだったんだ!」と歓声をあげたときには、知識と本物の体験が結びつく素敵な瞬間が生まれました。

畑では、初めて会ったお友達ともすぐに意気投合。一緒に虫を追いかけたり、春菊の花を摘んだり、サッカーを始めたりと、自由に駆け巡る中で自然と小さな社会が創り上げられていく様子は、見ていてとても微笑ましい光景でした。

そして、メインイベントの玉ねぎ収穫! お子様はもちろん、保護者の皆様も一緒になって土と触れ合い、「こっちの方が大きい!」「見て!」と畑のあちこちから歓声が上がります。収穫した玉ねぎを手に、「誰が大きいかな?」と見せ合いっこをしながら、夢中で楽しんでいただきました。

収穫後、こどもたちは集めてきた草花で「自然アート」作りに挑戦。

一つひとつが個性に溢れた、世界に一つの傑作が完成しました。

その間、保護者の皆様には、タナットネイチャーLaboの山岸さんから、畑を始めた想いや無農薬へのこだわり、そして「命のつながり」の考え方についてのお話を伺う時間を設けさせていただきました。

最後はこどもも大人も感じたことをそれぞれに発表。半日の体験でしたが、こどもたちのそれぞれの興味が改めてわかる瞬間でした。

【ご参加いただいた方の感想より】

  • 家族毎の集まりで動くことが多いが、スタッフの方が子供たちをよくサポートしてくださり、子供も親以外の他の大人と交流しながら、自然を楽しんでいた。
  • 田舎体験、収穫体験は他でもできるが、同年代の子供らと楽しそうに農に学び自然の中にで、遊ぶ体験は、日常生活の中では、得がたく、親としても満足度も非常に大きかった。
  • 畑の作物を収穫したまま、そのまま食べたことがインパクトありました。
  • 便利な都会に住んでいるが、土と命と生命と人間と関わる機会を与えてくれたからまたこのような企画があれば、参加したい。
  • 子供達が子供たち、大人たちと交流し、楽しみながら自然を学んでいた。
  • イベント主催者も農園の方も、イベントの内容も、共生をテーマにしたインクルーシブなものであると感じられた。

この素晴らしい機会と最高の舞台を提供してくださった「タナットネイチャーLabo」代表の山岸様はじめ、運営にご協力いただきました皆様に、心より感謝申し上げます。皆様の温かいご協力のおかげで、こどもたちの輝く瞳に出会うことができました。

なお、こどもたちの「やってみたい!」という好奇心や、自然との触れ合いを通じて命のつながりを学ぶこの貴重な体験は、「独立行政法人国立青少年教育振興機構 こどもゆめ基金」の助成を受けて実施いたしました。改めて感謝申し上げます。

私たち「みらいのたからばこ」は、これからもこどもたちの心と未来に、たくさんの「たからもの」を届けていきたいと願っています。今回の体験が、ご参加くださった皆様の心に、温かい思い出として残り続けるなら幸いです。

次回のイベントも、皆様の笑顔にお会いできることを楽しみに、心を込めて企画してまいります。どうぞ、ご期待ください!