「みらいのたからばこ」とは
ー未来を「想像」から「創造」へ。
こどもたちが未来に「夢」「希望」を持ち、叶えるための「生きる力」をつけることができるきっかけや場をつくるPROJECTを行います。
母たちによる開催。震災から子育ての葛藤と、開催への想い
東日本大震災。そして福島県は原発事故がありました。母である福島に住む私たち実行委員は、当時は子どもたちを「守る」ことだけをとにかく考えていました。外遊びはもちろんさせられず、その年に幼稚園に入園した子は、卒園まで1度も外の運動会もプールの思い出もありません。とにかく母としてどんな形であれ、子どもを「守らなければ」と必死になっていました。
そんな日々から少しづつ環境が落ち着き整ってきて感じたことは、震災に限らず『子を一生守ることはできない。だとすればどんな環境にいたとしても、子自身がそこでやりがいや夢を見つけてある環境の中で希望をもって生きていってほしい。』『「生きる力」をつけてほしい』そんな風に考えるようになりました。
そして、生きていくうえで、仕事は「夢」や「希望」を叶える手段。それを叶えている地域の大人たちと出逢うことで子供たちの未来を広げたい。そんな想いから「お仕事体験」イベントにもつながっています。
「キッズお仕事体験」開催のきっかけ
始まりは、2015年9月、福島県出身の「Lliy&ALLY」代表根岸里美さんと「ふくしまのたからばこ」実行委員長景井が、『「ふくしまのたからばこ」をつくりたい。』そんな想いからスタート。
ふるさとの大切なもの、子供たちが感じているこの土地の宝物、そんな大事なものをそっとしまっておける「たからばこ」があったら・・・。
すぐに県内3か所で「ふくしまの子どもとつくる宝石箱プロジェクト」を開催。「何を描いてもいいよ、あなたの好きな福島の絵を描いてね」と子どもたちに伝え思い思いに沢山のふるさとの絵を描いて頂きました。
その時の「大好きなふるさと」を想い描く画用紙を見つめる子供たちの輝く瞳、色鉛筆から表現されるふるさとの景色の美しさは忘れられません。中には故郷に戻れないと話す子もいましたが、その瞳はしっかりと未来を見つめていました。
「ふくしまのたからばこ」完成
沢山の子どもたちの絵からデザインを組み立てできた「ふくしまのたからばこ」。たくさんの”ふるさと”への想いが詰まっています。
でも、その宝箱の中は空っぽ。
「私たちは、母として、この宝箱になにを入れてあげられるだろう?」
「ふるさとでこの宝箱の中を夢や希望をいっぱいにできたら。」
そこから、これから未来を生きていく子どもたちが「夢」や「希望」を叶え、「生きていける」ための手段には欠かせない「お仕事」の選択肢や可能性を見つけてもらおうとイベントの企画につながり、過去5回のイベント等を実施してきました。
「みらいのたからばこ」には、子どもにも大人にも大切なたからものがたくさん詰まっています。でもそれは、何かはわかりません。
子どもも大人も、ここに関わり参加した人が、自分で気づき見つけていくものです。
その先に、本当に大切なものが見つけられます。
ー未来を「想像」から「創造」へ。
「みらいのたからばこ」プログラム
3つのプログラムで、こどもたちが未来に「夢」「希望」を持ち、叶えるための「生きる力」をつけることができるきっかけや場をつくるPROJECTを行います。
想像編|子どもの夢を集めます
子どもたちが、どんな未来を想像しているかを知り応援する企画。
創造編|キッズお仕事体験
子どもたちが、想像した未来を実現できるきっかけの場つくりとして、「おしごと体験」等を実施。
応援編|親子セミナー
子どもたちを応援するためには、大人たちも学ぶ必要があります。子どもと一緒に学べるセミナー等を開催。